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「歯にいい成分は何?」と聞かれたら、とっさに何を思い浮かべますか? 恐らく、カルシウムとキシリトールではないでしょうか。カルシウムは丈夫な歯を作り、キシリトールは虫歯や歯周病を防ぐ……歯にとっては最強の二人三脚なのです! 歯が健康でないと、せっかくのお料理も美味しく感じられないもの。カルシウムで内側から、キシリトールで外側から歯を強化し、健康な歯を目指しましょう! 


カルシウムの効果

 カルシウムは丈夫な歯と骨を保つために不可欠なミネラルだということは、よく知られていますね。カルシウムのほとんどは歯や骨に使われ、残りのカルシウムは血液や細胞の中に存在し、血圧を下げて心臓病を予防したり、細胞膜を強化して免疫システムを高めたりと、重要な役割を担っています。
 しかし、食生活の大きな変化や、もともと日本の土にはカルシウムが少ないため、日本人の多くが摂取不足というのが現状。カルシウム不足の状態が続くと、不足分を補うために、歯や骨からカルシウムが溶け出し、やがては骨粗しょう症にもなりかねません。虫歯や歯周病などのリスクも高まるため、カルシウムの欠乏は歯に大敵なのです。
 カルシウムは牛乳、チーズ、ヨーグルト、ゴマ、アーモンド、魚、緑葉野菜などに多く含まれます。ただ、不足しているからと言ってカルシウムばかり摂っても、吸収されにくいので要注意。ビタミンDやマグネシウムと一緒に摂取する必要があります。また、インスタント食品や清涼飲料水に含まれる食品添加物(リン)はカルシウムの吸収を妨げるため、気を付けた方がいいでしょう。
  カルシウムには、乳製品に含まれるカゼインカルシウムのように吸収されやすいものと、海藻類に含まれるアルギン酸カルシウムのようにほとんど吸収されないものがあります。サプリメントからカルシウムを摂取する場合も、吸収しやすい構造かどうかチェックすることが大切です。


キシリトール

 カルシウムでせっかく内側から歯を強化しても、ケアが悪ければ虫歯や歯周病になってしまいます。そこで登場するのがキシリトール。
 キシリトールは白樺や樫を原料に、主にフィンランドで生産されている天然の甘味料です。イチゴやラズベリー、ホウレンソウやカリフラワーなど、果実や野菜にも含まれ、また体内でも肝臓で作られています。砂糖と同等の甘味がありますが、砂糖よりもカロリーが25%も低く、溶ける時に熱を吸収する性質から、独特の清涼感があります。インシュリンと関係なく代謝されるため、糖尿病患者も安心して摂ることができます。WHO(世界保健機構)でも、その安全性が認められています。
 では、歯にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。砂糖を摂ると、口腔内の細菌が砂糖を分解して発酵させ、酸を作り出します。この酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯になるのですが、キシリトールは口腔内細菌によって発酵しないため、酸が発生しません。また、唾液の分泌を刺激し、酸の中和を促進させてエナメル質の再石灰化に貢献します。歯垢と口腔内細菌を減少させるという研究結果も出ています。
 とはいえ、キシリトールさえ摂っていれば、虫歯や歯周病にならない訳ではありません。歯垢を残さないように歯みがきを徹底し、サポートとして効果的にキシリトールを摂ってみましょう。

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【ビタミンD】
ビタミンDは日光に当たって紫外線を浴びることにより、皮膚内で合成される唯一のビタミンです。食品からも吸収され、干し椎茸などの植物食品に含まれる「D2」と、卵やバター、海産物などの動物食品に含まれる「D3」があります。体内に摂取されたビタミンDは、肝臓と腎臓で活性型ビタミンDに作り替えられ、カルシウムやリンの吸収を促進し、骨に沈着させる働きがあります。故にビタミンDが不足すると、カルシウムが溶け出して歯や骨がもろくなり、骨粗しょう症につながることがあります。

【マグネシウム】
マグネシウムは、カルシウムと共に歯や骨を発育・形成し、強度を高めるために必要なミネラルです。アーモンドなどの種実類、ひじきや海苔などの海藻類、魚介類、野菜類、豆類に多く含まれています。マグネシウムが不足すると、骨粗しょう症、体のだるさや疲れやすさ、ふるえ、けいれん、うつ状態、もの忘れなどの症状が出て、狭心症や心筋梗塞のリスクにも繋がります。カルシウムとマグネシウムは互いに作用しあう密接な関係にあり、摂取量の比率は1:0.5から1:1が理想的とされています。

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