モンナージュでもおなじみ、ダイエットカウンセラーとして高い評価を得ている管理栄養士・伊達友美先生が講師です。
20代の頃には体脂肪率が30パーセント以上あったという伊達先生。現在の健康的なスリム体型からはイメージできませんが、小学生時代からいいと言われるダイエット方法は片っ端からトライしていたそう。挑戦し、努力しては失敗していた様々なダイエット過去話に、集まったブロガーの方々約50名は「人ごとじゃない」「私も同じことやってた...」な反応。伊達先生自身による、過去のダイエットの分析を耳にし、みなそれぞれ「なぜやせなかったのか」が見えてきた様子でした。

伊達先生のダイエット指導の根幹は「食べてやせる」。気にするのはカロリーではなく、食べたもののバランス。そのためのポイントはいくつかあるのですが、今回は「油」にフューチャーしてのレクチャーでした。（伊達先生のダイエット方法は著書に出し惜しみなく書かれています）。伊達先生自身、良質な油とのつき合い方が見えてきてから、体型が安定したそうで、改めて油の大切さを知ったとのことでした。

では良質な油はなぜ必要かというと
●心臓のエネルギー源は油　●気分・嗜好・記憶など脳に影響（脳は油でできている）　●性ホルモン、生理に影響　●細胞膜や皮脂の元　●潤滑油的役割（お通じ）...といった点と深く関わっているため。身体を円滑に動かしていくには油は不可欠なのです。
また油には【身体にため込む油】と【燃焼を促す油】の2種類があり、良質な油は燃焼効率を高めて、不要な脂肪を燃やす働きがあるため、キレイにやせるには油を味方につけるのが賢い方法。「油汚れは油で落とす」と、以前伊達先生が力説してたっけ。
ダイエットとなると、カロリーを気にしてやりがちなのが「油抜き」。よかれと思って油を控えているのに、イライラしたり、肌かカサカサしてきたり、生理順や便秘になったり...ということも多々。もしかしたら過去のダイエット失敗はこの点にあったかもしれません。

では良質な油は何かというと...ずばりオメガ3系と呼ばれている油。脂肪を燃焼させる器官を活発にし、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあるらしい。
エゴマ油（しそ油）、アマニ油、インカインチオイルなどのオイル物のほかに、鰯・鯖・サンマなど背の青い魚、クルミや栗に多く含まれているそう。
→ 上記のオイルをサラダやその他料理にかけて食べる。
→ 納豆を食べるときに加えて。
→ 刺身やカルパッチョ、寿司など生の魚を意識して摂る。
→ 間食するときには、クルミや栗などがおすすめ。
→ キウイやイチゴにもオメガ3系の油が含まれている（種の部分）。
※ 悪い油（肉の脂など / 中性脂肪・コレステロールを増やすもの）

食べないダイエットや食事内容を減らす方法では、「脂肪を燃やす」ための栄養バランスまで失うことに。ダイエットに必要なのは「燃やすためのバランス」。
【良質な油】【体を温める食品】が健康的にキレイになるためのポイントとのことでした。
（「冷え」は脂肪を燃えにくくさせ、代謝が悪くなるため。）

伊達先生に「良い油」を教えてもらったら、早速おいしい食べ方が知りたい！ということで、「母ちゃんちの晩ご飯とどたばた日記」ブログをお持ちで「てんきち母ちゃん料理本シリーズ」の著者としてもおなじみの井上かなえさんによる、よい油を使ったレシピの紹介がありました。使った油は「インカインチオイル」。グリーンナッツから採れる油で、オメガ3系。ナッツの風味が少しあって、さっぱりした（ギドギドしていない）オイルです。第一部のセミナーで伊達先生がおすすめしていたクルミもしっかりと使われ、テキパキと調理が進んでいく様子をブロガーさんたちが熱く撮影してました。

会場のブロガーさん全員分の試食を用意するため、井上さんは早くから会場入りして、調理してました。ブロガーのみなさんが試食したのは、周囲のスタッフが代わりに作ったものではなく、井上さんや、アシスタントされていた義妹さん、イベント運営のスタッフ3人で作ったもの。ひたすら野菜切って、ひたすらお肉をしゃぶしゃぶして、ひたすら盛りつけしてました。すごい量でした。試食タイムに様子をのぞくと、みなさん「おいしい！」「ご飯が欲しくなる〜」と笑顔、笑顔、笑顔。ほぼ全員残さずに食べていたので、その言葉は本当だったようです。井上さんたちもホッとした表情をされていました。

さて今回作ったのは2品。サラダ感覚で食べられる一品と、主菜として食べられる一品。試食したブロガーさんたちに大好評。特に難しくないシンプルレシピなのに、コクのある、じっくりと手間をかけたような味わいがあります。ぜひ、ぜひ作ってみてください！
〜使用しているインカインチオイルは、自然食品店で売られていることが多いです。ネット通販でもすぐ探せます〜

材料（4人分）

人参　1本
きゅうり　1本
長ネギ　5センチ
くるみ（から煎りしたもの）　50g
ささ身　2本
塩、コショウ、酒　各少々

(A)
米酢　大1
醤油　大2
インカインチオイル　大1
砂糖　小1
すりおろし生姜　小1

(1)人参、きゅうりは千切りに、長ネギは白髪ねぎにして水に放っておく。ささ身は筋を取り、耐熱皿に入れて塩コショウ、酒を振ってラップをかけ、電子レンジで2~3分加熱、ラップをしたまま冷まして手で裂く。
(2) Aをボウルに合わせてよく混ぜる。
(3)野菜とささ身、くるみを混ぜて器に盛り、(2)のドレッシングを食べる直前にかけて頂く。

▼材料（4人分）
豚ロースしゃぶしゃぶ肉　300g
大葉　10枚
トマト　1個
万能くるみだれ　

(1)お湯を沸かし、豚肉を茹でてざるにあけて水気をしっかり拭き取る。
(2)くるみだれと豚肉を和える。器に大葉とトマト、くるみだれで和えた豚肉を盛り付ける。

●万能くるみだれ●
くるみ　50g
(A)
インカインチオイル、味噌、砂糖、醤油、各大1
米酢　大1/2
練りからし　小1
→フライパンでくるみを炒り、ミキサーで粉砕(ミキサーかない場合は、すり鉢や、包丁で細か〜く刻んで)。Aと混ぜ合わせる。
※しゃぶしゃぶの他、野菜や唐揚げ、ソテーしたお魚にも合います。

イベント終了後、井上さんの作った2品をニコニコしながら食べる伊達先生。「ん〜いい味、おいしい〜！」と、ペロッと平らげていたことを暴露しちゃいます。美味しく楽しく食べると、消化も良い。心にも良い。食べ物には愛...と常日頃話してくれる伊達先生ですが、実際に楽しそうに食事をされていました。

伊達先生から「ダイエットに必要な油」を学び、井上さんの「よい油を使った2品」を試食したあとは、ずばり「油でダイエットをサポート」するアイテムの紹介です。レクチャーは、モンナージュ編集長の寺山です。

ポーションに入った「スマートコンシャス」は、天然のパームオイルをオーツ麦オイルでコーティングした食品。見た目も白くて、コーヒーフレッシュみたいな感じです。スマートコンシャスは、私たちが本来持っている身体の仕組みを利用し、我慢せずに食欲を抑えられるダイエットサポートアイテム。ヨーロッパでヒットしている製品でもあります。

スマートコンシャスは植物性のオイルからできていて、動物性と比べて小腸で分解しにくく、未消化のまま回腸(小腸の一部で、大腸の手前)に届きます。この「未消化で届く」というのがポイント。回腸に油分があると、脳の視床下部に「食べ物あります、満腹です」と、食欲を抑制させる信号を送ります。これは回腸ブレーキと呼ばれる機能で、食べ過ぎによる消化不良を起こさないための防御策。この仕組みを使って、自然に食欲抑制、空腹をやわらげるのが、スマートコンシャスの特徴。全く食べたくなくなる訳ではなく、腹八分で満足できる、空腹が気にならない状態キープなので、身体に無理が生じずにいられます。1日1ポーションが目安。個人差はありますが、口にしてから10時間ほど効果が期待できます。「今夜は飲み会だから食べ過ぎちゃいそうだ」「たくさん食べちゃう夕飯の量を減らしてウエイトコントロールしたい」「夜食を食べなくても済むようにしたい」といった目的に合わせて、飲むタイミングを自由に調整できます。
伊達先生もダイエットカウンセリングで、食欲コントロールが必要な患者さんにおすすめしているそうです。

ヨーロッパで生まれた製品なので、正直、味が日本人になじみにくいかも...。ベトベトしませんが、オイル独特の風味が口の中に残りやすく、慣れるのにちょっと時間が必要かもしれません。そこで、美味しく飲むための工夫も一緒に紹介。
・豆乳+オリゴ糖+スマートコンシャス
・ココナッツミルク+オリゴ糖+蜂蜜+スマートコンシャス
・マンゴージュース+スマートコンシャス
・ココア+スマートコンシャス
・意外なところでは納豆+スマートコンシャス

ブロガーさんたちに持ち帰ってもらったお土産はこんな感じでした。イベント前にいくつもスマートコンシャスを試飲した編集長寺山、夜になってもお腹空かなかったと言っておりました〜。