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陰陽五行がベース 米井先生のアンチエイジングミュージック!
陰陽五行がベース 米井先生のアンチエイジングミュージック!
 モンナージュのメッセンジャーでもある、米井嘉一先生(同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授)が監修された、『アンチエイジングミュージック〜音楽の処方箋』というCDが発売されています。「怒りっぽい」「やる気がでない」「憂うつな気分」「落ち込んでいる」「計画性がない」などの5つの感情に対応する、東洋医学の根本思想の「陰陽五行説」を取り入れた音楽CDなのです。イライラした時、落ち込んだ時、悲しくなった時……音楽の処方箋を「聞いて」みませんか? きっと心にも「効いて」ストレスが軽減し、病気の予防にもつながることでしょう。
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音楽とアンチエイジング

 音楽が人間に好影響を及ぼすことは、昔から知られています。気持ちが沈んだ時、ストレスが溜まった時、音楽を聴くことで気持ちが解放され、ゆったりとした気分になった経験を持つ方も、多いのではないでしょうか?
 音楽はアンチエイジングとも無関係ではありません。ストレスはアンチエイジングの大敵であり、そのストレスを和らげる効果があるのが、音楽だそうです。
人がストレスを感じると、副腎からコルチゾルという副腎皮質ホルモンが分泌されます。このコルチゾルは、コレステロール代謝に悪影響を及ぼすほか、男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を低下させたり、骨密度を低下させたりするなど、老化を加速させる一因となってしまうそう。老化のスピードを遅らせるためには、ストレスを軽減させ、コルチゾルの分泌を抑制することが重要とのこと。「病は気から、老化も気から」……音楽を聴いて、心のバランスを取ることでコルチゾル分泌が減少し、「未病」の状態で病気を予防したり、アンチエイジングにもつながったりするそうです。
 音楽療法は、芸術療法や温泉療法、呼吸法などと共に、医学的には「代替医療」と呼ばれています。これらはストレス解消に有効的であり、免疫力がアップするという報告もあるとのこと。素敵な音楽を聞くことで、人間に本来備わっている自然治癒力が引き出されるそうです。生活に上手に取り入れることで、健康増進の効果をもたらすことができるのですね。

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陰陽五行説を活用したCD

 このCDのユニークな点は、従来の「ヒーリング・ミュージック」と違って、陰陽五行説の考えを取り入れているところです。
 陰陽五行説とは、「陰陽思想」と「五行思想」を組み合わせたもので、中国古来の思想です。「陰陽思想」とは、全ての事象は「陰」と「陽」という相反する形で存在し、それぞれが衰えたり盛んになったりを繰り返す、という考え方。一方「五行思想」とは、全てのものは「木・火・土・金・水」という五つの元素により成り立つ、という考え方です。
 五行思想の特徴としては、五つの要素同士がお互いに影響し合うという考え方が挙げられます。同じ要素が並ぶことを「比和」、よい影響を与えるものを「相生」、悪い影響を与えるものを「相剋」と言うんだそうです。元々、「相生」とは木から火を、火から土を、土から金を、金から水を、水から木を生ずること、「相剋」とは木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に剋つ(かつ)ことを言うんですって。
 米井先生が監修した『アンチエイジングミュージック〜音楽の処方箋』も、陰陽五行説の考え方を取り入れています。5枚のCDには、それぞれ「エッセンスT」「エッセンスF」「エッセンスS」「エッセンスM」「エッセンスW」という名前が付けられていますが、「エッセンスT」のTとはTree(木行)、FとはFire(火行)、SとはSoil(土行)、MとはMetal(金行)、WとはWater(水行)のことを現しており、これらがお互いに影響しあって効果を生むそうです。図にすると、下記のようになります。

図

 例えば、「エッセンスT」は「怒りっぽい」「愛が足りない」人への処方箋であり、比和で使う場合に効果があります。また、「エッセンスT」の人が、相生である「エッセンスW」のCDを聞くと「ときめきの心をもつ」ことができ、逆に相剋である「エッセンスM」のCDを聞くと「怒りを抑える」ことができます。このように、「比和」「相生」「相剋」の考え方をもとに5枚のCDを組み合わせることにより、オリジナルの処方箋を作ることもできるのです。
 これらのCDに具体的な医学的データはないそうですが、音楽を聴いて心のバランスを整えることは、実際に音楽療法でも行われています。CDに収録されている音楽は、クラシックやジャズなどの名曲ばかり。誰もが一度は聞いたことのある優雅な旋律が、CDから流れ出すことでしょう。
 朝晩がぐっと涼しくなり、芸術の秋の到来となりました。秋の夜長に、CDの音楽にゆったりと耳を傾けると同時に、忙しい日常で聞こえなくなっている、自分の心や体の声にも耳を傾けてみては如何でしょうか。

米井先生監修のアンチエイジングミュージック
ビクターエンターテイメント http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discographylist2/Z0154.html
 
「エッセンスT」(「怒りっぽい」「愛が足りない」あなたへの処方箋)
「エッセンスT」(「怒りっぽい」「愛が足りない」あなたへの処方箋)
(木行の老化危険因子・免疫機能をきたえよう)
1. ウォーター・イズ・ワイド(トラッド)
2. メロディ(チャイコフスキー)
3. アンダンテ・カンタービレ(ホフシュテッター)
4. ソルフェッジョ(C.P.E.バッハ)
5. トルコ行進曲(モーツァルト)
6. ジャズ・ピチカート〜ジャズ・レガート(L.アンダーソン)
7. 行進曲(プロコフィエフ)
8. グリーンスリーヴス(イギリス民謡)
9. おまえが欲しい(E.サティ)
10. くまんばちの飛行(リムスキー=コルサコフ)
11. バディネリ(J.S.バッハ)
12. アダージョ(マルチェロ)
13. 金髪のジェニー(フォスター)
14. ウォーターマーク(エンヤ)
15. アリア(J.S.バッハ)
16. プレリュード(J.S.バッハ)
17.カノン(パッヘルベル)
18 アモローソ(フィシェル)
19 「ロミオ+ジュリエット」(デズリー、T.アタック)
「エッセンスF」(「やる気がでない」「情熱を忘れた」あなたへの処方箋)
「エッセンスF」(「やる気がでない」「情熱を忘れた」あなたへの処方箋)
(火行の老化危険因子・酸化ストレスをやわらげよう)
1. 前奏曲嬰ト短調(ラフマニノフ)
2. 序奏とロンド(アグアド)
3. カプリースNo.24, Op.1(パガニーニ)
4. マイ・フェイヴァリット・シングズ(ロジャース)
5. バラード第1番ト短調(ショパン)
6. ヴァイオリン・ソナタNo.1, Op.75より 第4楽章(サン=サーンス)
7. ベネズエラ風ワルツ第3番(ラウロ)
8. はちすずめ(サグレーラス)
9. 序奏とロンド・カプリチオーソ(サン=サーンス)
10. タンゴ・アン・スカイ−ギターと弦楽合奏版−(ディアンス)
11. サンバースト(ヨーク)
12. ピアノ・ソナタ「熱情」より第1楽章(ベートーヴェン)
「エッセンスS」(「憂うつな気分」「夢を育てたい」あなたへの処方箋)
「エッセンスS」(「憂うつな気分」「夢を育てたい」あなたへの処方箋)
(土行の老化危険因子・心身ストレスをやわらげよう)
1. ロリータ(E.モリコーネ)
2. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
3. 子供の情景より「知らない国々」(シューマン)
4. 私のお父さん(プッチーニ)
5. ミ・マドレ(バリオス)
6. ジムノペディNo.1(サティ)
7. 吟遊詩人の歌(グラズノフ)
8. 君の面影(バリオス)
9. 愛の夢 第3番(リスト)
10. ワルツNo.4(バリオス)
11. ガブリエルのオーボエ(E.モリコーネ)
12. 無伴奏チェロ組曲 第1番よりプレリュード(J.S.バッハ)
13. アタルデセル(アマロ)
14. 誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
15. ピアノ・ソナタ第14番「月光」より第1楽章(ベートーヴェン)
16. 愛の挨拶(エルガー)
17. 星に願いを(H.ハーライン)
「エッセンスM」(「落ち込んでいる」「思いやりを忘れた」あなたへの処方箋)
「エッセンスM」(「落ち込んでいる」「思いやりを忘れた」あなたへの処方箋)
(金行の老化危険因子・生活習慣をあらためよう)
1. シンドラーのリスト(J.ウィリアムズ)
2. 愛の小径(プーランク)
3. 君を愛すOp.5-3(グリーグ)
4. 展覧会の絵より「古城」(ムソルグスキー)
5. 精霊の踊り(グルック)
6. ピエ・イエズ(フォーレ)
7. 天使のミロンガ(ピアソラ)
8. ただあこがれを知る人だけが(チャイコフスキー)
9. アヴェ・マリア(カッチーニ)
10. G線上のアリア(J.S.バッハ)
11. マドリガル(シモネッティ)
12. カンタービレ(パガニーニ)
13. シンフォニア(J.S.バッハ/ P.ダム編)
14. アヴェ・マリア(J.S.バッハ、グノー)
15. アディオス・ノニーノ(ピアソラ)
16. アメイジング・グレイス(黒人霊歌)
「エッセンスW」(「計画性がない」「不安な気持ちを抱く」あなたへの処方箋)
「エッセンスW」(「計画性がない」「不安な気持ちを抱く」あなたへの処方箋)
(Water=水行の老化危険因子・代謝機能をきたえよう)
1. 夢のあとに(フォーレ)
2. ノクターン(チャイコフスキー)
3. グノシェンヌ1番(サティ)
4. ノクターンNo.20(ショパン)
5. 月の光(ドビュッシー)
6. ハシント・チクラーナ(ピアソラ)
7. 感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
8. 哀愁のトリステ(ヴィクシー)
9. エリのためのパッサカリア(ブローウェル)
10. 鳥の歌(カタロニア民謡)
11. コンソレーション(リスト)
12. タンティ・アンニ・プリマ(ピアソラ)
13. タイスの瞑想曲(マスネ)
14. トロイメライ(シューマン)
15. 「四季」より「冬」第2楽章(ヴィヴァルディ)
16. 恋のアランフェス(ロドリーゴ)
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