トップページへ












自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
モンナージュ編集部
アンチエイジングにつながるいろいろなコト
カルチャー
大型美術展の開催ラッシュ! 本物を観て感性を磨いて ココロのアンチエイジング 大型美術展の開催ラッシュ! 本物を観て感性を磨いて ココロのアンチエイジング
六月と言えば梅雨。新緑の木々を甘雨がしっとりと濡らすこの季節、雨に降りこめられて、散歩もスポーツもピクニックもできない・・・・・・などと、家の中でくすぶっていませんか?
 こんな時こそ、心静かに内面を磨く絶好の機会。美しいものを見ることは、心をときめかせ、若々しく保つ「心のサプリメント」。お気に入りの傘をさして美術展に赴き、ともするとパサパサしがちな感性に、芸術の慈雨をたっぷり与えましょう。鑑賞後、カフェで雨に濡れる風景を見ながら、ゆったりと美術展の余韻にひたるのもオツなものです。
 折しもこの時期は、世界の注目を集める話題の美術展ラッシュ。本物の芸術作品が日本まで出張して来てくれるこのまたとない機会なのです!
ポンペイの輝き 〜古代ローマ都市 最後の日
ポンペイの輝き 〜古代ローマ都市 最後の日
会 期: 2006年4月28日(金)〜6月25日(日)  開催期間中無休
開館時間:   10:00〜19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会 場:   Bunkamuraザ・ミュージアム
アクセス:   JR山手線/渋谷駅(ハチ公口)より徒歩7分
入館料 (税込):   一般1,300円
URL:   http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/pompei/index.html
 西暦79年、南イタリア。この世の春を謳歌していたポンペイと近隣の町の市民を、 突如噴火したヴェスヴィオ山の灼熱のガスと溶岩、火山灰が襲います。逃げ惑う市民 を噴出物が町もろとも瞬く間に飲み込んでしまった、歴史上あまりにも有名な大惨事 の遺物が、二千年の時を超えて蘇りました。  欧米各国で好評を博した展覧会が、ついに日本上陸!壁画や宝飾品、彫像など、貴重 な400件あまりの出土品が展示され、在りし日の古代ローマ人の生活を、鮮明に現代に 伝えます。
モンナージュがみつけた見所 モンナージュがみつけた見所
 今、仮に地震や噴火などの大災害が起きたとしたら、私達は何を持って逃げるでしょうか?恐らく、お金や貴金属、夜道を照らす懐中電灯、カップやスプーンなどの日用品でしょう。二千年前のポンペイの人々も、全く同じだったのです。この展覧会では、ポンペイ、エルコラーノ、オプロンティスとテルツィーニョ、モレージネと、地域ごとに出土品がセグメントされています。金貨や銀貨、ランプ、杯、外科医療の器具一式・・・・・・様々な出土品の中でも、圧倒的に多いのは指輪や首飾りなどの宝飾品!当時の人々が、いかに宝飾品に魅了されていたかが分かります。繊細な細工が施された宝飾品が多く、当時の技術の高さが伝わってきます。印象的なのは、エルコラーノのパピルス荘で発見されたヘレニズム彫刻「アマゾンの頭部」。憂いを含んだその目は、あたかも噴火の悲劇を物語っているかのようです。また、人型も展示されています。折り重なるようにして倒れた犠牲者の人型は、大惨事の様子を生々しく伝えています。ヴェスヴィオ山の未曾有の噴火は、結果としてタイムカプセルの役割を果たしました。持ち主は二千年前にこの世から姿を消したのに、遺物はその姿を現代に留め、我々に持ち主の面影を伝えています。今も昔も、人間の生の営みは普遍的なのかもしれません。
カルティエ現代美術財団コレクション展
ルーブル美術館展 〜古代ギリシア芸術・神々の遺産
カルティエ現代美術財団コレクション展
会 期: 2006年4月22日(土)〜7月2日(日)
開館時間:   10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
会 場:   東京都現代美術館
アクセス:   東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅より徒歩9分
入館料 (税込):   一般 1,500円
URL:   http://mot-art-museum.jp/special/cartier/
 パリにあるカルティエ現代美術財団が、世界初の大規模なコレクション展を東京都現代美術館で開催します。カルティエ現代美術財団は、「メセナ活動(企業による芸術支援活動)」を目的に1984年に設立され、以来アーティストに直接注文して作品を買い上げる独特なシステムを導入しています。自分の作りたいものを自由に作ることができるという、アーティストにとってはまさに理想的な環境!今回は川内倫子、松井えり菜などの日本人アーティストも含めた、30名程のアーティストの作品を展示しています。
モンナージュがみつけた見所 モンナージュがみつけた見所
 「カルティエ」と聞いて、即座に宝飾展だと思う方が多いと思いますが、こちらは現代美術展。現代美術というと、難解で取り付きにくいイメージがありますが、今回の美術展は、子供のような好奇心を持って楽しむことができます。例えば「裏庭」という作品。草や花、テーブルクロス、洗濯物に至るまで全てビーズで再現された「裏庭」の光景を目の当たりにし、驚愕させられます。「クエスチョン・マーク/3つのピリオド」は広い展示室の真ん中に突如現れる巨大な「?」に圧倒され、思わずのけぞってしまいます。そして、「テーブル・ピース」。巨大な展示室の対角線上に置かれた長い長い机の両端には、黒人と白人の人形が向かい合って座り、壮絶な論議を繰り返しているのです。このシュールさ!どことなく「不思議の国のアリス」のお茶会のシーンを彷彿とさせます。これらは「見る美術」というより「感じる美術」。「芸術作品とはこういうもの」という固定観念ではなく、自分フィルターを通すことで、解釈は無限に広がっていきます。 また、この東京都現代美術館自体が「芸術作品」。空間を贅沢に使っており、ここに来るだけで非日常を味わえること請合いです。日常を離れて童心に返り、アリスのように「不思議のカルティエの国」を探検してみてください。
プラド美術館展 〜スペインの誇り 巨匠たちの殿堂
プラド美術館展 〜スペインの誇り 巨匠たちの殿堂
プラド美術館展 〜スペインの誇り 巨匠たちの殿堂
会 期: 2006年3月25日(土)〜7月2日(日)
開館時間:   午前9時〜午後5時(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日(5月1日は開室)
会 場:   東京都美術館 企画展示室(上野公園)
アクセス:   JR上野駅より徒歩10分
入館料 (税込):   一般 1,500円
URL:   http://www.tobikan.jp/
http://event.yomiuri.co.jp/prado/index.htm
 1819年にフェルナンド7世によって開設された、スペインが世界に誇る至宝・プラド美術館は、ティツィアーノやエル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤなど、名立たる巨匠のコレクションを所蔵する、まさに「絵画の殿堂」。プラド美術館の作品は、画家や作家など、多くの人々に多大な影響を与えて来たそう。2002年に日本で初めて開催されて大好評を博した「プラド美術館展」が、4年の歳月を経て更にパワーアップし、新たな「プラド美術館展」として東京と大阪で披露されます。これほど多くの作品がまとまってプラド美術館展示室を離れるのは、異例のこととか。この好機に、ティツィアーノからゴヤまで、81点に及ぶプラド美術館の珠玉のコレクションを堪能しましょう。
モンナージュがみつけた見所 モンナージュがみつけた見所
 16、17世紀を中心とするイタリア、フランドル絵画のコレクションで有名なプラド美術館。今回、「スペイン絵画の黄金時代」「16、17世紀のイタリア絵画」「フランドル・フランス・オランダ絵画」「18世紀の宮廷絵画」「ゴヤ」という、5つのセグメントで展示されており、まさに「絵画の殿堂」と呼ぶに相応しいラインアップです。全体の傾向として気が付くのは、王侯貴族を描いた絵画や宗教画、ボデゴンと呼ばれる静物画が多いことでしょうか。王侯貴族を描いた絵画、メングスの「大公女マリア・テレサ・デ・アウストリア」が印象的。鳥かごの側に立つ3歳半の愛くるしい大公女は、ピンクのリボンのついた白いドレスを着ており、その優美さに目を奪われます。今回の目玉はティツィアーノの「アモールと音楽にくつろぐヴィーナス(ヴィーナスとオルガン奏者)」。オルガン奏者の傍らで、優雅に身を横たえる裸体の女神ヴィーナス、その目線の先には可愛らしいキューピッド(アモール)が描かれている、優美さをたたえた名画です。照明を浴びて浮かび上がる名画の数々に、ため息が出ることしきり。華美で荘厳な名画に見惚れているうちに、日常の些細な憂いなど忘れてしまいます。ともすると煩雑になりがちな日常からほんの一時離れ、華麗なプラドの世界に身を委ねてみるのも一興かもしれません。大人気の美術展ですので、会期終了間近には大混雑が予想されるとのことです。
ルーブル美術館展 〜古代ギリシア芸術・神々の遺産
《アルルのヴィーナス》 前1世紀(原作:前360年頃)
ルーブル美術館展 〜古代ギリシア芸術・神々の遺産
会 期: 2006年6月17日(土)〜8月20日(日) 計56日間
開館時間:   午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週月曜日 【7月17日(月)は開館、18日(火)振替休館】
会 場:   東京藝術大学 大学美術館(上野公園)
アクセス:   JR上野駅、東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
京成上野駅、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅より徒歩15分
入館料(税込):   一般 1,300円(前売券1,000円)
URL:   http://www.ntv.co.jp/louvre/top.html
 昨年、大盛況のうちに幕を閉じた「ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ」に続き、今年「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」が開催されます。
 門外不出の「アルルのヴィーナス」を初め、「ボルゲーゼのアレス」「アテナ・パルテノス」などの大理石彫刻のほか、石碑、陶器、工芸品など、優れた名品が紹介されます。ルーヴル美術館所蔵の古代ギリシア芸術が、これほどまでの規模で公開されるのは世界初の試みとか。
ルーヴル美術館は現在大規模な改修を行っており、「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術」部門展示室が改修中のため、134点もの古代ギリシア芸術が日本に一斉に引っ越しし、展覧会を開催するという機会に恵まれました。日本にいながらにしてルーヴル所蔵の古代ギリシアの名宝を愛でることができる、千載一遇のチャンスなのです。
モンナージュがみつけた見所 モンナージュがみつけた見所
芸術に興味のある人ならば、誰もが憧れる美の宝庫・ルーヴル美術館。そのルーヴル美術館が古代ギリシアの至宝を、世界に先駆けて日本で一挙に公開するとあっては、見逃す訳にはいきません。今回、「クラシック時代のアテネ」「古代ギリシアの生活」「古代ギリシアの競技精神」「神々と宗教」の4つの章に分けて芸術作品が展示されます。見逃せないのが「神々と宗教」の章。古代ギリシア人とオリュンポスの神々とは切っても切れない関係であり、人々はアテネの暦のうち半分を神々に捧げるほど、美しい神々を崇拝していました。ぜひ見ておきたいのが、日本初公開の「アルルのヴィーナス」。柔らかな身体の線、ゆるやかなドレープを作る着衣・・・・・・その優美な姿に魅了されます。ヴィーナスと言えば、今回ユニークな試みとして注目を集めているのが「三次元デジタルヴィーナス」。三次元レーザー計測により取得したデジタルデータから、ミロのヴィーナスとアルルのヴィーナスが、会場の特設フルハイビジョンスクリーンに立体視映像として再現されます。3Dメガネを掛けて見るバーチャルなヴィーナスは、実物とは違った麗しい姿を見ることが出来ます。


▲ページのトップに戻る
 
 
 
  サイトマッププライバシー・ポリシーサイトのご利用に際して