トップページへ














自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
コラム
クリアラインClealignでの歯科矯正
目良誠先生の 大人の歯科矯正で アンチエイジング Vol.14 〜最終回〜
兵庫県の芦屋にあるMSCJデンタルクリニック・目良誠先生による、大人の歯科矯正をテーマにした連載コラムです。ここでは、透明なマウスピースを使った「クリアライン」を使った矯正方法のほか、歯の知識を情報発信してもらいます。
Report 大人の歯科矯正・クリアライン体験レポートVol.14
こんにちは!角倉三希子です。時間の経つのは本当に早いですね。今月で今年もお終わりです。自分の矯正をきっかけとして始まったMSCJデンタルクリニックの体験レポートですが残念ながら今回でお終いになります。たぶん来年の今頃は私の歯並びもきれいになっているはずですので、又の機会にお会いできたらと望んでいます。
レポートの最後としまして、目良先生にある程度お年を重ねられた熟年の方のお顔のアンチエイジングのお話をして頂きます。では先生よろしくお願い致します。

MSCJデンタルクリニックの目良です。私のアンチエイジングレポートも今回で一旦はお終いになります。最終回は「熟年からのお顔の若返り」と「咬合口高径の回復は徐々に」という二つのタイトルに分けてお話をします。少し長いですが、よろしくお付き合いください。

1 熟年からのお顔の若返り
前回のアンチエイジングのお話しの続きになりますが、定期的にメンテナンスをして頂ければお顔の老化防止に大きく効果を発揮することになります。「咬合高径(上下の顎の長さ)」は加齢とともに低下、つまり短くなります。低下の原因は顎関節自体の退化もありますが、歯牙・歯列の変化が大きな要素を占めます。下顎骨の位置関係は、その人が持つ顎骨形態により異なりますが、前方移動か後方移動のどちらかが生じて咬合高径が短縮します。同時に、歯牙の咬合面(噛む面)の位置関係や習癖、歯科治療等により左右への偏移も生じがちです。これらの変化は健康面では、内分泌系、自律神経系、そして脳機能への影響も考えられますが(形態面から、姿勢の変化やその影響による腰痛、肩こり、頭痛、四十肩、手足のしびれ等の慢性的な疾患に関連してくることも多いようです)個人差が大きいので、ここでは言及しないで容貌面について話しを進めます。

ある程度、年齢を重ねられた方には、まずこの咬合高径を回復することが必要になります。方法としては、歯科治療、矯正治療、補綴治療があり、高さの基準は容貌観、姿勢などが参考とされます。その上で正しい表情筋の鍛錬を行えば、10歳程度は確実に若返ることが出来ます。歯周疾患を持っている方には歯周病治療が前提です。歯周病の根本的な原因論は明確ではありませんし、全身への影響も現段階では研究途上と言えますが、多くの場合、現象面での原因は「細菌性」と考えられます。定期的なメンテナンスと咬合調整そして毎日の生活での歯磨きやデンタルフロスでの正しい清掃が基本でしょう。また歯を欠損した場合は、早急に人工的な回復をされることが必要です。昨今、「インプラント」技術も向上しており、安全性の高い治療が可能となっていますので、現時点ではより良い治療法と言えるでしょう。ただインプラントの場合、アレルギーの問題と全身への影響=前述しました内分泌系、自律神経系、そして脳機能への影響はまだまだ研究される必要性を感じます。

今までお話しました治療にはその後も継続したメンテナンスが欠かせません。表情筋のトレーニングも必要でしょうが、週に一度程度、夜間だけでもマウスピースを着装して、歯の位置関係を常に正しく維持することが必要と考えます。歯牙は生涯を通じてその位置が変化します。原因は色々ありますが、多くは「食いしばり」という現象により生じるものです。食事自体はそれほど固いものを長時間噛み続けるわけではありませんので、あまり問題にはならないと思います。
歯や口腔はこれまで食物を摂取する器官、消化器官として考えられてきましたが、医療の持つ目的が多様化する中で、消化器だけではなく様々な機能が考えられるようになりました。生物の成り立ち、ヒトの成り立ちから見ると顎口腔系の機能は多様であり、他の器官とは異なり、メンテナンスや治療が行いやすい器官ですので、健康やよりよいライフスタイルのためには生活の中で常に良い状態を保っておきたいものです。

「若くありたい、若く見られたい」要望は、単に対人的な要素だけでなく、自分自身の心理状態にも良い影響を与えてくれます。もちろん基本的には個人的な価値観であり、押し付けられるものではありませんが、近年では50、60歳代からの矯正治療も増える傾向にあります。女性の平均寿命が80歳を超えてくると、60歳でもまだ20年以上の時間があるわけです。熟年の女性に少しでも長く美しくいて頂くにためにも矯正治療では可能な限り治療期間を短縮し、できれば1年程度では完了するようにしたいものです。その上で口腔のメンテナンスを続け、ほどよい全身運動や健康面に気をつけた食事等で楽しく毎日を過ごし、有意義な日々を送って頂きたいです。

まずは10歳の若返りが目標としましても、対応次第では15歳、20歳の若返りも基本的には可能です。顎口腔系のアンチエイジング方法は人工的な手段でなく、身体の持つ機能を再向上させることにより、その目的を達成しようとします。もちろん必要に応じて人工的な美容外科の方法も選択の一つとして考えられます。

2 咬合口高径の回復は徐々に
咬合高径が若い頃に比べて、例えば歯牙の喪失などで著しい場合、一気に高径を回復することは避けたほうがいいでしょう。歯科医は総入れ歯を作る場合、基本的には現状の筋肉の状態を見ながら上下の顎の長さを決定するのですが、これまでお話ししてきたとおり、時間とともに筋肉は相当量拘縮しており、また「噛む」というイメージは低い咬合で脳に記憶されています。そのために時間をかけて短縮した咬合高径を一気に変化すると、たとえば姿勢等の回復は一気に進みますが、それが身体機能にとって良いことでもないようです。時間をかけて変化してきた身体機能はやはり時間をかけて元に戻す必要があります。咬合高径が相当に短縮した場合は、少しずつ挙上を図り、同時に筋肉のトレーニングを行いながら、お顔の若返りと同時に身体機能の改善を図りましょう。言い換えれば、咬合高径の短縮化は常に生じていまして、口腔系のメンテナンスは成人になると継続して行うことが「老化防止」には欠かせないことになります。ご自身の筋肉年齢が若ければ、2〜3日に一度で結構ですから、お風呂に入っているほんの5分程度のお顔のトレーニングがメンテナンスになるでしょう。この筋肉のトレーニングは、通常、使わない筋肉を中心として行うと効果的です。眼や、口を取り巻く筋、眼輪・口輪筋等は使っているようで使われにくい筋肉であり、時間がない場合は、まずはこの2つの筋の継続したトレーニングを行うほうが良いでしょう。

次に多少の拘縮か=筋の拘縮が生じている場合は、まずその咬合高径(上下の顎の長さ)やお顔の左右のバランスを修正することが良いでしょう。その上で、食事、運動、サプリメント、そしてお顔の筋トレをするようにしましょう。もしも筋の老化(拘縮)が相当進行している場合は、1年ほどかけて咬合高径を回復することをお奨めします。この回復には色々な方法があり、歯医者さんに相談してご自身に合う方法で行う必要があります。ともすれば結果を急ぎたがるのが人間ですが、この場合はあせらずにゆっくりと進めましょう。同時進行として、体調に沿った運動、サプリメント、お顔の筋トレをしてください。これらについては個人差が大きいので専門家にその方法を相談してから始めるほうが良いでしょう。運動が良いからと言って、若い人と同じようにハードなジョギングをしますと却って逆効果になります。あくまでも体調に沿ったことが大切です。

虫歯や歯周病、外傷などで歯を喪失する場合もあります。そのためには入れ歯やインプラントの治療がありますが、慣れてしまうと歯はなくても食事は出来ます。20年ほど前に高齢者の口腔内調査をしたことがありますが、寿命と歯には関係はありませんでした。生きていく必要な食物を摂取するだけでは歯は余り必要でないようですね。ゆえに歯は食物摂取に必要充分なものとは言えません。ただ老化防止や豊かな生活には欠かせない…それは個人の価値観でもあります。どちらを選択するかは自由です。もし後者を選択するのであれば毎日のメンテナンスや修理は欠かせません。車を長くもたせようとすることと同じでしょう。大事にすれば、いつまでも新車同様に長く使うことは可能です。しかしメンテナンスや修理に時間を取られても、それはそれで問題でしょう。出来るだけ簡単で楽しいに越したことはありません。皆さん方のアンチエイジングもあまり向きにならず、ゆっくりと進めて頂きたいものです。

お顔、顎やお口が人間にとって、健康に、老化防止に本当に重要なことが目良先生のお話を通じてよくわかりました。もっともっとお聞きしたいこともたくさんあるのですが、私のレポートは今回で終了です。長い間本当にありがとうございました。そして私にお付き合いいただいた目良先生にもお礼を申し上げます。
line
●ちょっとお知らせです●
目良先生の発案のクリアラインテクニックを用いたSTRAIGHTALIN(ストレートライン)での矯正治療を取り入れた歯科医院が増えつつあります。ご興味のある方はhttp://www.straightalign.co.jp のホームページで提携歯科医院が検索できます。

ストレートラインの治療システムとメカニズムに関する本を目良先生が出版されました。もしもサイトをご覧になった歯科医の方で、本に関してのお問い合わせや購入のご希望がありましたら下記にご連絡してください。
TEL0797−32−1180 オールクリアオルソ・ジャパン(株)

 情報を提供してくださるクリニック
MSCJ DENTAL CLINIC MSCJ DENTAL CLINIC
エムエスシージェイ デンタルクリニック
〒659‐0053 兵庫県芦屋市松浜町13‐11
TEL0797‐55‐8100 FAX0797‐55‐8101
e-mai:mscj@the-dental.com
web:http://www.the-dental.com/
 目良誠先生 プロフィール

目良誠先生

1953年生まれ 城西歯科大学卒業
1978年 米国 シカゴ アメリカンアカデミー フォア ファンクショアンル 
      オルソドンティクス チェット フランク 歯科診療所に勤務
2001年 MSCJデンタルクリニック開院
      透明なマウスピース「クリアライン」による独自の矯正治療を開始
2006年 中国上海にも診療所&事務所を開設


▲ページのトップに戻る
 
 
 
  サイトマッププライバシー・ポリシーサイトのご利用に際して