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コラム
クリアラインClealignでの歯科矯正
目良誠先生の 大人の歯科矯正でアンチエイジング Vol.8
兵庫県の芦屋にあるMSCJデンタルクリニック・目良誠先生による、大人の歯科矯正をテーマにした連載コラムです。ここでは、透明なマウスピースを使った「クリアライン」を使った矯正方法のほか、歯の知識を情報発信してもらいます。
Report 大人の歯科矯正・クリアライン体験レポートVol.11
お顔のアンチエイジング〜咬合高径(上下の顎の長さ)の矯正 その2〜
こんにちは!角倉三希子です。前回は目良先生にお顔のアンチエイジングと咬合高径の関係についてお話して頂きましたが、引き続きこの課題について述べて頂くことになりました。皆様が興味を持たれる課題ですので、今回は具体的な方法についてもお話して頂きます。

モンナージュをご覧のみなさんこんにちは。MSCJクリニックの目良誠です。
これまでは「アンチエイジング」の総論についてお話をしてきましたが、これからは具体的な方法についてお話をすることにします。

人は成長が止まった後(部位により違いはありますが)原則として少しずつ老化が始まり、形態でも縮小を始めることがあります。例えば脊椎や関節がそうで、加齢とともに身長が小さくなっていきます。同じように顎の上下の長さも変化します。簡単にイメージして頂けるのは歯の擦り減りです。食事だけでなく歯軋りや食いしばりで歯が磨耗します。歯軋りや食いしばりはしないけど…とおっしゃる方も多いのですが、無意識に人間は歯を食いしばっています。また人の歯列は前方に移動する傾向を持っています。これも食いしばり等が原因ですが、歯を支える歯周組織の疾患=歯周病などがこれを増長して、歯全体が前方に傾斜していくと顎の長さに影響を及ぼすことになります。このような原因が重なり長い時間を経ると上下の顎の長さ(=咬合高径)が短くなります。顎の長さが短くなると表情筋も弛みます。これが皺、弛みの大きな原因で、基礎が崩れているのに表層だけを鍛えても逆効果になることは以前にお話しましたとおりです。(皮膚の老化防止とは少し話しが異なりますが)

近年、顎間接症が多いのは、この咬合高径と不正歯列の増加が大きな原因です。顎関節症には大きく2つに分けて考える必要があります。それは経年的な顎位の変化自体が引き金となるのか…または他の要因なのか…ということなのですが、これは主題と異なりますので説明は省略します。また子供の唾液の減少傾向なども咬合高径が大きく影響を与えます。この場合の咬合高径の短縮化と不正歯列とは同じ意味になります。

話を戻しまして、咬合高径の縮小は姿勢に関係してきます。左右のお顔の違いは原則としては不自然であり、本来は左右相似形であるべきです。これは顎の位置関係の問題です。姿勢には正面から見た姿勢と側方から見たものがありますが、顎位は双方ともに影響を与えます。これらのことは人の二足歩行がポイントとなります。咬合高径の短縮を示している方には咬合高径の再構築が必要不可欠となります。現在、この治療方法に歯の矯正しかありません。残念ながら矯正治療は健康保険がきかないので自費治療になります。

 本題とは異なりますが話しのついでに姿勢と顎位置の関係を検証してみることにしましょう。アンチエイジングには颯爽とあるく姿、つまりフィジカルな若さと姿勢が重要なポイントとなるようです。(余談ですが運動能力にもこの姿勢は重要です。もちろんその人本来の基本的な能力とは異なりますが、基礎能力の上に運動ではバランスが重要になります。特にスピードはバランスと筋力の合力です。筋力ばかり鍛えてもバランスがよくないと本当の力は向上しません。身体バランスの基本は顎位置により決定します。これは人の進化過程からも証明することが出来ます)
 とりあえず正面だけの画像で症例を見て頂きましょう。

写真1 写真2 写真3
レントゲン写真(写真1)の下顎(赤い矢印)と首(青い矢印)を見てください。下顎の左右の形の違いがわかります。向かって右側に曲がっていますね。全身の写真を見るとこの歪みどおりに姿勢も歪んでいます。全身(写真2)と上半身(写真3)をみると向かって右肩が上り、左肩が下がっています。これは顎のズレや首の曲がりと同じ方向になります。そうすると姿勢を維持するには背椎や腰、大腿骨がバランスを取るために反対の位置を取るようになり、最終的には膝で調整しますので、O脚やX脚が生じます。O脚やX脚はこのバランスを取る動きが原因となるのです。またよくみると首のラインが違います。このように顎位は姿勢に大きく関係します。
写真4 写真5 写真6
同時に写真4のようにお顔の形にも影響を与えます。お顔は発生学的には左右相似形に成長をするはずなのですが、顎位置=歯並びにより左右が変化することになります。写真4で、ほうれい線やフェイスライン・唇の左右差を見ることが出来ます。さらにお口を開けると顎の変異が解りやすくなります。写真5のように大きくお口を開けると顎が向かって左に流れているのがよく分かります。この原因は歯並びです。上顎の石膏の写真6を見てください。左右に引いた線の角度が違います。この角度が正中線を挟んで相似形ならば、お顔も相似形で左右対称になります。また下顎は単純な水平位置の偏位ではなく、回転して立体的に偏位しています。ゆえに3の写真では向かって右側の頬と左側を比べると左はふくらみ少したれているように見えますが伸張しています。一方、右は細くなりますが、弛みが出てほうれい線が深くなっています。(側面での偏位はお顔や姿勢を変化させますが、今回は省略しておきます)
う〜ん…今回も20代の私でも興味深いお話しでした!実際、私の友人も顎位置がズレいることが分かり、先生のクリニックで治療を開始しました。今後の彼女のお顔や姿勢の変化に注意したいと思います!私も左右相似形の美しい輪郭のお顔と均整のとれた姿勢を目指し、クリアラインを続けねばと思っています。
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●ちょっとお知らせです●
目良先生の発案のクリアラインテクニックを用いたSTRAIGHTALIN(ストレートライン)での矯正治療を取り入れた歯科医院が増えつつあります。ご興味のある方はhttp://www.straightalign.co.jp のホームページで提携歯科医院が検索できます。

ストレートラインの治療システムとメカニズムに関する本を目良先生が出版されました。もしもサイトをご覧になった歯科医の方で、本に関してのお問い合わせや購入のご希望がありましたら下記にご連絡してください。
TEL0797−32−1180 オールクリアオルソ・ジャパン(株)

 情報を提供してくださるクリニック
MSCJ DENTAL CLINIC MSCJ DENTAL CLINIC
エムエスシージェイ デンタルクリニック
〒659‐0053 兵庫県芦屋市松浜町13‐11
TEL0797‐55‐8100 FAX0797‐55‐8101
e-mai:mscj@the-dental.com
web:http://www.the-dental.com/
 目良誠先生 プロフィール

目良誠先生

1953年生まれ 城西歯科大学卒業
1978年 米国 シカゴ アメリカンアカデミー フォア ファンクショアンル 
      オルソドンティクス チェット フランク 歯科診療所に勤務
2001年 MSCJデンタルクリニック開院
      透明なマウスピース「クリアライン」による独自の矯正治療を開始
2006年 中国上海にも診療所&事務所を開設


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